ピークボーンマス(最大骨量)
一生のうちで骨量が最大となる状態のこと。「最大骨量」とも呼ばれる。骨量(骨に含まれるカルシウム等のミネラル量)は思春期に急激に蓄積され、男女ともに20歳前後でピークに達するとされる。このときに獲得した水準が、加齢に伴う骨量減少を経て、将来的な骨粗鬆(こつそしょう)症のリスクや骨折のしやすさを大きく左右する。 成長期に十分なエネルギー摂取・カルシウム摂取・適切な運動負荷を確保することが、生涯にわたる骨の健康の土台となる。アスリートにおいては、エネルギー不足やホルモン異常が長く続くとピークボーンマス形成が阻害され、本来達しうる水準まで骨量を獲得できないまま骨密度低下や疲労骨折のリスクが高まる。女性アスリートでは無月経との関連で「女性アスリートの三主徴」のひとつとして語られるが、男性アスリートにおいても低エネルギー利用可能状態(Low Energy Availability)が長期化すれば同様のリスクが指摘されている。