身長予測/将来身長

将来身長予測とは、子どもの成長期のデータをもとに、最終的に到達するであろう大人の身長を予測すること。ターナー法など簡易的な計算式をはじめいくつかの計算方法がある。ここでは代表的なKR2法と骨年齢を用いる方法を紹介する。 ① KR2法 (Khamis-Roche Method) KR2法は、両親の身長、本人の現在の身長と体重、そして年齢を用いて将来の身長を予測する方法である。専用の計算式にこれらの数値を代入することで、比較的簡易に予測値を算出できる。遺伝情報と現在の成長状況の両方を加味するため、両親の身長のみで計算するよりも精度が高いとされる。 ② 骨年齢を用いる方法 より正確な予測方法として、骨年齢を用いるものがある。これは、手のレントゲン写真を撮影し、骨の成熟度合い(骨年齢)を専門家が判定する。現在の身長と骨年齢、そして暦年齢を専用の計算式や図表(Bayley-Pinneau法など)に当てはめることで、かなり精度の高い将来身長を予測することができる。医療機関などで実施される。