メラトニン

脳内の内分泌器松果体において生合成されるホルモン。体内時計の調節に重要な役割を果たし、季節のリズム、睡眠・覚醒リズムやホルモン分泌リズムを整える。明るい光によって分泌が抑制され約14〜15時間後に分泌が開始されるため、日中のメラトニン分泌は低く、夜間には分泌量が十数倍に増加する。昼夜の区別のない環境でも、体内時計からの神経出力によって昼高夜低の日内変動は続き、強い照明を浴びれば、夜間でもメラトニン分泌量は低下する。催眠作用があるため、欧米では睡眠薬としてドラッグストアなどで販売されている。